はんなり便り
2023.10.5
推し作家【1】米澤穂信

学生の頃から、あるいはもっと前から作品に慣れ親しんだ作家さんが
作品を発表しなくなったり、あるいはある日突然、訃報を耳にするというのは
やっぱり寂しいものです。

一方で新しい作家さんは次々世の中に出てきているわけで、
新規開拓も行うのですが、以前ほど1人の作家さんにドハマりする、みたいなことは
少なくなりました。
色んなものに目移りしすぎなのか、感受性が衰えたのか(汗)…。
人一倍読書に親しんできた(と思う)反面、これから初めて出会える本が
山ほどある方たちが羨ましかったりする今日この頃
です。




そんな中、米澤穂信(よねざわほのぶ)さんという作家は、
新刊が出たら必ず買う、1冊1,760円とかする単行本も迷うけど大体買う、
仮に単行本は買わなくても文庫になったら必ず買う、そういうレベルで
好き、かつ推せる作家の1人です。

少し前は『黒牢城(こくろうじょう)』という作品が
直木賞や山田風太郎賞を受賞するなどして本屋界隈では話題になりました。

この作品の舞台は戦国時代。主な登場人物は羽柴秀吉の軍師・黒田官兵衛と
織田信長に反旗を翻し、その官兵衛を土牢に幽閉した荒木村重という武将です。
と聞くと、歴史小説かな?と思うのですが、内容は
実際にあったとされる話をベースにした戦国時代のミステリ小説となっています。
なので、史実を知っていると面白く、史実を知らなくても面白い、お勧めできる一冊です。

と、このようにジャンルでいうとミステリー作家さんではあるのですが、
作品ごとに舞台が戦国時代やら学園やらお役所やら、ファンタジー世界やらと
異なっており、パターンが無いところが面白く、次の作品を読みたくなる
1つのポイントなのかなと思います。
例えば、

【氷菓】ほかシリーズ
 アニメ化もされた学園青春ワチャワチャ系。
 でもしっかりミステリー。シリーズ化されています。

【儚い羊たちの祝宴】
 これも学園が舞台ですが、『氷菓』とは全然違うタイプ。
 ラストが怖いミステリー。米澤穂信との出会いはこの1冊でした。

【インシテミル】
 いろんなミステリ小説のオマージュが散りばめられた生き残りゲーム。
 閉ざされた空間で1人減り、2人減り…という感じのほんのり怖いミステリー。

【I(アイ)の悲劇】
 架空の地方都市職員が主人公。
 喜劇っぽい展開の裏にある真実は…。というミステリー。

 

と、このように入り口が色々ご用意してございますので(他にも多数)どうぞお好きなところから
【米澤穂信】ワールドに触れてみてください。

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