SNS上でいっとき流行った「大沢たかお祭り」。
これに影響されて少し前から【キングダム】(アニメの方)を見始めました。
中国の歴史を題材にした物語では、
「三国志演義」や「水滸伝」はずっと好きですが、
かの国の戦国時代となると、学校で教わった「斉楚秦燕韓魏趙」(せいそしんえんかんぎちょう)
という”呪文”を覚えているぐらいで
あまり馴染みのない時代です。
アニメを見ながら興味が高じて、関連本を読んでみました。
1.【始皇帝の戦争と将軍たち】 朝日新聞出版 著者:鶴間和幸
映画で大沢たかおが演じた「王騎」はじめ、秦王(始皇帝)を支えた
将軍たちの史実上での話を専門家が紹介している新書。
「キングダム」はあくまで創作。王騎はじめ将軍たちもだいぶキャラが
膨らんでいます。だからこそ面白いのですが、これ、歴史の専門家が見たら
どう思うんだろう、という興味も沸くところです。
この本のあとがきにはその答えが書かれていて、大変肯定的だったのが印象的でした。
著者が作品のファンになった、とも。
私も創作&アニメならではの演出に
「こんな”無双ゲー”みたいに人が吹っ飛ぶわけないやろう」
「こんな”ぬののふく”1枚着た農民が、キラーアーマーみたいな兵士に勝てるわけないやろう」
などと思いながら楽しんでいます。
2.【始皇帝と春秋戦国時代】 PHP研究所 著者:セピア
もう1冊はこちら。
歴史の面白さの1つは「人の思いの繋がり」の表れであることだと思うのですが、
この本では「キングダム」の時代の1つ前「春秋時代」も詳しく説明されていて
当時の世相や空気がよく分かりました。
後世、なんやかんや言われる始皇帝ですが、その登場も必然だったのかと思わされます。
訳の分からないうちに戦に巻き込まれる一般市民はたまったものではありませんが・・・。
しかし、この始皇帝の「秦」の時代も彼の死後、短期間で滅亡。
「なんだかなあ」というのは現代人の感覚でしょうか。
さてこのようにSNSきっかけでアニメ・書籍と
自分の中で勝手にメディアミックスしている【キングダム】ですが、ひとつ引っ掛かる点が。
主人公は「信(しん)」という名前で、自分の名前も「しん(真治)」。
特に親からはずっとこう呼ばれてきました。
この主人公、ご存知の方もおられると思いますが
とにかく「ガンガンいこうぜ」気質で、一方で戦場では頼りになる男でもあり
仲間からやたら「シン!」「シン!」「シーン!」と呼ばれます。
画面の向こうからやたら自分の名前を呼ばれるのは、少し複雑な気分です。
時々「うるせえ」と思うのです。